こんにちは、バカップルです。
でも司が腰に回してる手が気になって…。



「離して?」

「えっ、ヤダ…」

「こ、コレ恥ずかしい…」

「腕!?あぁ、ごめん」



離された腕にちょっとホッとした。



そんなあたしたちを冷ややかな目で見てる部外者ふたり。



「あのね、これメルルン」

「うん、前に見た。こんにちはメルルン」



司がメルルンに挨拶をすると、気持ち悪いほどにメルルンの顔が赤くなった。



ちょっと、あたしの司なんだけど。



「さ、佐々木メルです!!水……芯の友達ぃ~!!」

「おい、呼び捨てにするなメルルン」

「あたしたちそんな仲じゃないでしょ?仲良しじゃん?」

「そんなに深入りしたくない…」

「もぅ~、芯チャンってば恥ずかしがり屋さん!!」



メルルンがキモい。



共学じゃなくてよかったね、女子校だからメルルンの本性バレない。



「司、ココチャン欲しい」

「誰がやるかバーカ!!芯は俺の!!」

「芯って言うんだね。キャワイイ…」



この人イヤ!!



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