トライアングル。
(あちゃー…今ここで
渡さなくても…。)
そう思ったが、
こうなったものはしょうがない。
仕方なく受け取り、
母親が作った小さな巾着に仕舞う。
これは普段、朋希が
薬を入れるのに使っている。
「ありがと。」
「もう忘れんなよ。
俺らクラス違うから
必ずお前の側居れるとは
限らねぇんだし。」
「解ってる。」
佑貴はじゃあな、と言って
自分のクラスへ帰って行った。
渡さなくても…。)
そう思ったが、
こうなったものはしょうがない。
仕方なく受け取り、
母親が作った小さな巾着に仕舞う。
これは普段、朋希が
薬を入れるのに使っている。
「ありがと。」
「もう忘れんなよ。
俺らクラス違うから
必ずお前の側居れるとは
限らねぇんだし。」
「解ってる。」
佑貴はじゃあな、と言って
自分のクラスへ帰って行った。