トライアングル。
それから朋希は美佑に
出来る限りの事を教えた。

病気の事、
発作を起こした時の対処や、
いざという時の連絡先など。

美佑は理解が早く、
すぐに覚えてくれた。

「最初から、こうやって
教えられれば良かったのにな。
あんまり周りに言って、
同情されたりすんの嫌いだから、
ついお前にも
あんな事言ったけど、
本当は友達だから
ちゃんと教えなきゃ
ダメだったんだ。」

「ううん、もう良いよ。
こうやって教えてもらえたし、
理解も出来た。
これからもよろしくね、
朋希くん。」

「おう。」

こうして、プチ事件は
無事解決となった。
< 75 / 194 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop