ロザリオとアイアンメイデン






 ワタシガヤッタ

 ワタシガヤッタ

 ワタシガヤッタ






 自分が犯した罪の重さに打ちのめされ、私はその場に座り込み、茫然とした。

 ――これが……私が望んでいたこと……?

 望みはかなったはずだった。

 私は力を手に入れ、復讐を果たしたはずなのに。

 もっともっと復讐を続けられるはずなのに。

 ――なのに、この喪失感はなんだ?

 自分が奪った、命の残骸を目にして、私はとてつもない恐怖と絶望に襲われた。

 手にした剣を力なく地面に投げ出し、立ち上がれずにそのまま座り込む。

 地に縫いとめられたかのように動くことも出来ず、見開いた目を閉じることも出来ずに――


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