貴方の手で...



よく。
同じ夢を見る。


湖の底。
私はただ。
水面を見つめる。
顔の見えない。
でも穏やかに微笑んでいる。
そんな誰かが。
私の首に手をかける。
そして私は思う。
あぁ。やっと死ねるんだ。
とてつもない安堵を感じ。
瞳を閉じる。


そのあと。
どうなるかは知らない。
でも。
あぁ。夢なのか。と
とてつもない感情が押し寄せる。
その感情は夢で見た。
あの安堵とは全く逆の。
不安。なのだろう。

とにかく。私はあの夢に依存している。
いや。夢のではない。
死に…


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