貴方の手で...
ゆるやかに時は
過ぎ去った。

やっぱり私たちは
周りに流されず
2人の時間を生きていた。


キスをして。
お互いの体温を
感じあう。

愛とか
そんなんじゃなくて。
もっと違うもの。


この行為の中で
ひどく。
きのの綺麗な指で。
私を壊してほしいと
思うときがある。

きのが私の上で
私を感じているとき。

汗がしたたる。
荒い息遣い。
そんなきのが
ひどく。
綺麗に見える。

そのとき
なんともいえない
衝動に駆られる。




きの。私を
楽にして。



そんな思いをこめて
そっときのにキスをする。
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