貴方の手で...
「もしかして正夢だったりな。」

きのがおどけていった。

「それ素敵。」

きのに殺される。
“死”に依存する私にとって。
それはとてつもなく。
素敵なことに思えた。


「ねぇ。きの。」
私を殺して??

夢の続きを見たかった。


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