風の吹く町
尚翔はびっくりしていた。

まさか猫1つでこんなに
話が続くなんて思わなかったから。

「でもきっとチビも
その人にもらわれて幸せだと思うよ。
だって、飼い主さんの
信頼している人なんだから。」

「そうだね。」

尚翔は改めてチビへ
心の中で呼び掛けてみた。

離れていても、届くと信じていた。

(チビ、幸せにやってるか?
いつか会いに行くから、
元気でいてくれよ。)と。
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