風の吹く町
その後二人は映画に行ったり
ショッピングをしたけれど、
七海はいまいち楽しめなかった。

どうしてもあの尚翔の言葉と
悲しげな顔が頭の中にチラついて、
気になってしまう。

尚翔は気にするなと言って
くれたはずなのに、
自分が尚翔を
傷つけてしまった気がして、
落ち込んでいた。

尚翔はそんな七海を見ていて、
心配になったので、
近くの飲食店に七海を誘った。
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