風の吹く町
ある日の夜。

尚翔は体育祭のプログラムを
事前にもらっていたが、
出る事もないので、
叔父や叔母には見せずに居た。

けれど、それが叔母にバレて、
尚翔は呼び出されてしまった。

「何でこういう大事なものを
見せなかったの。」

「見せても出ないし、意味無いから。」

「そうじゃないでしょ。
私たちはあなたの
親代わりなんだから、
意味が無くても見せてほしいわ。」

「…俺の親はあの2人以外に
考えられないよ。」

尚翔はそう吐き捨てると
部屋にこもってしまった。
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