風の吹く町
午前の部が終わり、
尚翔は叔父と叔母の元へ向かった。

すると、生徒席の方から
七海が走って来た。

「尚翔くん!!」

「七海。」

「これから皆で一緒に
お弁当食べるんだけど、
尚翔くんも来ない?」

「あー、ちょっと待って。」

尚翔は叔父と叔母をチラッと見た。

「ナオ、せっかくだから
行っておいで。」

「でも…。」

「俺たちは大丈夫だから。」

すると、叔母が言った。

「皆で行きましょうよ。
多く作ってあるから、
皆で食べればきっと楽しいわ。」

「…七海、お邪魔しても大丈夫?」

「全然OK。」

「良かった。」

こうして、尚翔たちは
七海についていく事となった。
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