風の吹く町
それは、買い出しを終え、
2人で帰っていた時の事だった。

可憐の代わりに
荷物を持って歩いていた
洋祐が突然立ち止まり、
可憐に告白してきたのだという。

尚翔は何となく
予想が出来ていたので
驚かなかった。

ただ、今か、という感じがした。

「もちろん、断ったのよ。」

その言葉を聞いて、
尚翔は正直ホッとした。
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