風の吹く町
「俺、この家に来て、
とても幸せだよ。
母さんや父さんは居ないけど…
それでも叔父さんと
叔母さんが側にいてくれる。
ありがとう、
こんな俺を引き取ってくれて。
これからも、迷惑
いっぱいかけると思うけど、
よろしくお願いします。」

尚翔はそう言って頭を下げた。

「あぁ、よろしくな。」

「あなたはもう、
私達の息子よ。
だから遠慮もいらないし、
迷惑もかけていいの。
皆そうやって成長するんだから。」

「そうだな。」

尚翔はそう言ってくれる
2人の事が、ますます好きになった。
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