エージェント・レイ‐狂人の島‐
船はゆっくりと接岸する。

仕方なく乗務員が船から岸に飛び移り、舫う。

軽い振動があり、船は無事に接岸する事ができた。

しかし…。

言いようのない不安を抱え、私を含めた乗客は島に上陸する事となる。

…霧自体はそれほど珍しいものではない。

この島は昔からよく霧が出る。

私も幼い頃からよく経験しているので、これに不安を感じる事はなかった。

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