エージェント・レイ‐狂人の島‐
腕に伝わってくるきつい反動。

それでも歯を食いしばり、発砲を続ける!

大したダメージではないものの、やはり被弾するのは痛みを伴うのか。

シャチは発砲を受けて船から遠ざかった。

しかし、まだ諦めた様子はない。

何としても私達を食い殺そうと考えているのか、再び猛スピードで近づいてくる。

執拗なまでの殺戮衝動。

島に居た暴徒達とそっくりだ。

「アシュリー…!」

やっとダメージから回復して、レイが立ち上がってきた。

「拳銃を貸せ…一気にケリをつける」

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