エージェント・レイ‐狂人の島‐
「ねぇレイ」

アシュリーが視線をこちらに向ける。

「これからレイはどうするの?」

「そうだな…」

俺は苦笑いする。

「ほんの少しだけ休暇を貰ったら、また任務に就く。エージェントを遊ばせておくほど、本部も暇じゃない」

「それなら!」

彼女はパンと手を叩く。

「次の任務は私の周辺警護にしてくれるよう、パパに頼んでおくわ!レイなら頼りになりそうだもの!」

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