エージェント・レイ‐狂人の島‐
厳重に鍵がかけられた入り口だが、電気の供給がストップしている為に、オートロックが解除されている。

室内には容易に侵入できた。

…室内は、まるでガンショップのようだった。

何十丁もの拳銃、弾薬などが所狭しと並べられている。

その中から、レイは迷う事なく必要なものを手にしていった。

レイの所持している拳銃、ブローニングHP用の弾丸である9ミリパラベラム弾を持てるだけブットパックにおさめる。

更に、壁にかけられていた長物の銃を手に取る。

「それは?」

私の問いかけに。

「レミントンM870。12ゲージショットシェルを撃ち出す散弾銃だ。至近距離でなら拳銃よりも威力があるし、中距離なら広範囲の対象に殺傷能力がある」

レイはスラスラとその銃の説明をしてくれた。

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