そのコップは空(ソラ)だった。
私は彼女としての務めができるだろうか?
またいつものように黙り込んじゃったらどうしよう。
鏡の前で服装を確認してニコッと作り笑いして見る。
ダメだ…顔が引きつってて笑った顔に見えない…。
こんなんじゃダメだよ…。
「うぐっ…!」
急にお腹の物が中が逆流してくる。
「うっ…」
私は思わず口を押さえる。
ヤバいっ!!
私はすぐにトイレに駆け込み、全て吐き出した。
「はぁ…はぁ…」