そのコップは空(ソラ)だった。


柔らかい風を感じる。



「そんでさ、もっと自分に自信を持ってほしい」



「それって…私は…不幸に見えるってこと…ですか?」



「そういうことじゃなくて…」



「・・・。」



「もーそうやって黙りこむー。」



私は分かっている。


私なんか社会不適合者であるってことは。




でも認めたくない。




「とりあえず好きな奴できたら教えろよ☆


バンバン手伝うぜ!」



彼は無邪気に笑う。





好きな人・・・



私にもできるのかな・・・?










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