そのコップは空(ソラ)だった。



「どうだった?なんか奴にされたか?」


すぐ近くに黒住くんは隠れていたらしく、


会長がいなくなってから彼は私の元へ駆け寄った。



「副会長に推選されちゃった…」



「すげーじゃん!!!」



彼は興奮する。


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