そのコップは空(ソラ)だった。


…だけど―。


今、隣には彼がいる。



「黒住くん…。


副会長になるために…黒住くんの力が…必要なの…」



私が申し訳なくその事を言うと、彼はにんまりと笑った。



「お手伝いしますぜ、相棒」






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