そのコップは空(ソラ)だった。
OSHIETE…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「別れよう。」
あれは俺から言った言葉だ。
『えっ、なんで?』
メールなのにあいつの戸惑う顔が思い浮かんだ。
「俺…お前のこと本当に好きなのか分かんない。」
あの時の俺はバカだった。
なんで思ってもいないことを言ったんだろう。
『あたしはサトルのこと好きだよ。』
ごめん。
俺、お前のこと受け止められない。
「俺…好きな人できた。」
『え・・・?』
「ごめん。」
嘘だ。
嘘だ嘘だ嘘だ。
好きな人なんかお前の他にいない。
居るはずない。