時 空 堂

「大丈夫ですか?怪我はないですか?状況を話していただけますか?」

「大丈夫です。怪我はないです」

 座り込んでいた俺たちは立ち上がった。

「あの、け、拳銃を持った男たちが急に」

 俺は言葉を濁しながら言った。

「わかりました。何か特徴はありましたか?何人でしたか?」

 淡々と顔色も変えず警官たちは、俺たちに質問をし、現場検証を行っていった。

 ただただ俺たちは呆然と、言葉少なく話した。

 それから長い時間が経ち、全てのことが終えると、警官たちは帰って行った。
< 104 / 426 >

この作品をシェア

pagetop