時 空 堂
「大丈夫ですか?怪我はないですか?状況を話していただけますか?」
「大丈夫です。怪我はないです」
座り込んでいた俺たちは立ち上がった。
「あの、け、拳銃を持った男たちが急に」
俺は言葉を濁しながら言った。
「わかりました。何か特徴はありましたか?何人でしたか?」
淡々と顔色も変えず警官たちは、俺たちに質問をし、現場検証を行っていった。
ただただ俺たちは呆然と、言葉少なく話した。
それから長い時間が経ち、全てのことが終えると、警官たちは帰って行った。