時 空 堂

「じゃあ、あなた一人で自首すればいいじゃない」

 白髪が闇夜に輝き、とても綺麗だ。最後に見る景色に相応しい程。

「それじゃあ、こいつたちに悪いだろう。せめて一緒に地獄行ってやんないと。責められてくるよ」

「そう。時空堂のご利用、ありがとうございました」

 女はそう言って頭を下げると、すぅっと消えた。

「不思議な体験だったよ。地獄に行ったらこいつらに話してやろうかな、信じないだろうけど。・・・本当ありがとうな」






パーーーン
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