時 空 堂
たんたんと仕事をこなしているようだった。体調が悪いだろうに、大丈夫なんだろうか。
「はい。って、えーっと、何かのアンケートですか?」
・・・こいつ天然?拍子抜けした。
「過去にでも、未来にでも行ける場所。それだけです。それ以外に何もないわ」
「本当に行けるんですか?」
「えぇ」
「すっげぇ。じゃあ、お願いします」
目をつぶり、何故か気をつけの体勢になり、止まっていた。何なんだ、こいつ。