時 空 堂

 思わず、何度も何度も見返す。目を擦り、目を凝らし、穴があくほど見た。

 イタズラされた様子はなく、間違いなく俺の字で書いてある、俺の名前だった。

 ・・・ははっ、すごい。あの白髪の人、一体何をしたんだ。

 いや、今はそれ所じゃない。

 今、今日は一体いつなんだ。

 慌てて、テレビのリモコンを探す。
< 175 / 426 >

この作品をシェア

pagetop