時 空 堂

 しばらくすると満足したのか、微笑みながら部屋から出て行った。

 全身の力が抜け嫌悪感が去り、どっと疲れが溢れてきた。

「あー、気持ち悪い」

 あいつに触られた頬をただがむしゃらに擦った。

 それと同時にあの事件を思い出し、内臓がえぐられるほどに吐き気が起こった。

「やっばい」

 気持ち悪くてトイレに駆け込んだ。
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