時 空 堂

「さてと、顔も見れたしそろそろ帰ろうか」

「そうね」

 四人は少し談笑したあと、口々に私に話しかけて帰って行った。

「ふぅ」

 私はいつ死ねるんだろう。こんな風に何かを考え込むのが嫌で早く死にたかったのに、私は結局まだ死ねてない。まさか一生このままなんてことないよね・・・?

「お姉さん、居ないの?」

 白い壁に向かって話しかけると声が出た。ということはお姉さんは居る。

「どうしたの?」

 すぅっと姿を見せたお姉さんの髪は透き通って綺麗だった。

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