時 空 堂

「お姉さんの髪って何で白いの?」

「さぁ?」

「生まれた時から?」

「さぁ?」

 お姉さんは表情なく淡々と答えた。

「そんなことを聞きたかったの?」

「ううん。ただ・・・ただ、あの子たちをどう思う?」

「あなたの子供でしょう?ほかに何があるの?」

「そうなんだけど・・・なんか怖いの」

「怖い?」

 そう怖い。自分の子供達なのに。

「なんでかな?」

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