時 空 堂

「潤さん、昼食はどうなさいますか?」

「何かある?」

「一応買い物をしてきましたので、ある程度のものなら出来ますよ」

 ちょうど買ってきた所だったんだろう。榊さんの近くには何個かの買い物袋が置いてあった。

「じゃあ、何か作ってくれる?」

「かしこまりました」

 榊さんは軽く会釈をしてにっこりと笑った。

「作ってくれてる間に、シャワー浴びてくる。お腹減ってるから結構食べるかも」

「はい。では、少し多めに作っておきますね」

 そう言ってクスクスと笑っていた。
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