幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
00━PROLOGUE━
「いっちゃん、行かないでっ!
光里を置いてかないでよっ!!」
「大丈夫、光里。
いつかオレが光里を迎えに行くから」
「ほっほんとう??」
「うん…約束だから……」
寂しくて
辛くて
絶望を知った六歳の春。
まだ幼かったあたしは、大事な人を手放してしまった事に、もがき苦しんでいた。
だから、お願い。
あの約束を守って、帰ってきてよ。
あたしはいつまでも待っているから。
たとえあなたがあたしを忘れていたとしても。
―――いっちゃん……
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