幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
こんなにも、大好きな人に触れることが幸せなんて思ってもいなかった。
いっちゃんのことを好きになるなんて、思ってもいなかった。
あたしだけに注がれる、優しい視線。
あたしだけを想ってくれてた行動。
すべてを、好きになってしまった。
いっちゃんといると、驚くほど自分が素直になっていく気がする。
…恋って、不思議だ。
あたしは、これから今まで以上にいっちゃんのことを知っていく。
それは、いっちゃんも一緒。
だから、いっちゃんもあたしのことをしっかり知っていってね。
そして、ずっとあたしのことを好きでいてね?
あたしといっちゃんは、抱きしめあったまま顔を見合わせて、お互いに笑った。
そっといっちゃんの顔が近づいてきて…
大好きな人と、すごく優しいキスをした。
―――大好きな人と叶えた
十年越しの愛しい約束―――
.