幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
04━LOVE ACTION━
☆光里side
「ああっ!!
いっちゃん、あたしの苺食べないでよ…!!」
「だって、光里の苺が俺に食べてくださいって訴えてたんだよ」
「いっちゃんのバカーっ!!」
あたしは持っていたフォークをいっちゃんに向ける。
いっちゃんはそんなあたしを見て苦笑い。
あの、想いが通じ合った合宿から帰ってきて早二週間。
宿題もそろそろやばいなって思ってくる季節です。
そんな今日、小原家ではお父さんの四十歳の誕生日パーティー真っ盛り!
うちのお父さんは何気に若いの。
そして、あたしは今ケーキについてた苺のことで揉めております。
あたしは、大好きなものは後に残しておく派。
そんなわけで、苺を残していたら…
見事に、いっちゃんの胃袋に収まっちゃったわけです。
いくら、いっちゃん付き合ってるとはいえ、こんな意地悪なところは変わってないです。
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