幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~



「あと二週間で夏休み終わっちゃうね…」



「そーだな。

光里、宿題溜めないようにしろよ?」



「うるさーいっ!

あたしだってぼちぼちやってるって!!」



嵐の誕生日パーティーが終わって、今はいっちゃんの部屋でまったりしているあたし達。

あたしはいっちゃんとくだらない話をしながら天井を見上げた。



…ほんとに夏休み終わって欲しくないな。

なんだかんだで、この夏休みが一番充実してた気がする。



そんなことを考えていると、ふとひとつの疑問が浮かび上がった。



「あのさ…。

二学期からはあたし達どうするの?」



「は…?」



いっちゃんは眉をひそめる。



「だって…

今まではあたし達学校で関わらないようにしてたじゃん?

でも、付き合い始めたんだしどうしようかなって…」



そりゃ堂々と「付き合ってます!」って言えたら楽。


だけど、いっちゃんのこと好きな女の子だってたくさん居るはず。



あたしだって女の子だから、その気持ちもよく分かる。




…自分の好きな人に彼女が出来て、しかもラブラブなんかしてたら嫌だもん。




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