幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
あたしがショックな状態に陥っていると、いっちゃんはまた言葉を続けた。
「というか、俺は学校中にお前の事広めて、「俺の女だ」って自慢したいけどな」
………。
いっちゃんの言葉に、あたしの心臓は止まりそうになる。
あたしこのままだと、ドキドキしすぎで心臓マヒで死んじゃう…。
あたし、思ったより早死するかも。
「俺に彼女が出来たってこと知ったら、あのウザい女達も減るだろうし、光里になんかあっても俺がすぐに駆けつけられるしな」
「いっちゃん…」
いっちゃん、なんだかんだ言ってあたしのこと心配してくれてるんだ。
少しだけ涙が出そうになった。
「あ…。
俺が駆けつける前に光里がお得意の蹴りとパンチでやっつけてるか」
「ちょっと、いっちゃん?
折角のこの雰囲気台無しにして!!」
前言撤回!!
やっぱり涙なんか出ない!!
あたしが雰囲気をぶち壊されたことにシュン…としていると、いっちゃんがあたしの頭を撫でてきた。
「冗談だよ、冗談。
ということで、二学期入ったら広めるからな!
その前に、サッカー部の奴らによって自然と広まってると思うけどな」
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