幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
確かに、サッカー部の人達が広めてそう。
あたしは苦笑いをした。
すると、いっちゃんが何かを思い出したような表情をした。
あたしは思わずいっちゃんを見る。
「というか、坂口だっけ?
合宿で光里襲った奴。
あいつ、サッカー部辞めたんだってな」
「え…そうなの?」
あたしは驚いていっちゃんを凝視した。
あの合宿が終わってから何回か部活はあったけど、確かに坂口君は一回も来てなかった。
「青木が言ってたぞ。
「今回の騒動の責任を取って、部活辞めます」
みたいなこと言ってきた、って」
そうなんだ…。
あたしは自分の手のひらを見つめた。
でも、ちょっと安心したかも。
もうあんな怖い思いをしたくないから。
でも、今は違う。
あたしを守ってくれる人がいるから。
ね、いっちゃん?
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