幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
「今日は文化祭のことについてなんだが…」
担任が何かの資料を見ながら話している。
夏休みはあっという間に過ぎ、ついに迎えた二学期。
いっちゃんとのことが広まってると思ったあたしは、正直学校に行くつもりはなかった。
だけど、いっちゃんが
「光里は俺が守るから安心しろ!」
とか言い始めて、しょうがなく学校に来るハメに。
学校に着いたあたしは、噂が広まっていたせいか、かなりの人にジロジロ見られていた。
特に、いっちゃんファンの視線が痛い、というか、ため息をつきながらあたしのことを見ていたような気がする。
そんな中、ホームルームが始まるまであたしは…
「小原さん、ついに河村君と付き合い始めたんだって?」
「おめでとーっっ!!」
「二人がなかなかくっつかなくてドキドキしてたんだよ?」
何故か、クラスの人達に祝福されておりました。
.