幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
どうして祝福されてるのか、あたしにはどうしても分からなかった。
だけど、玲によると
「河村君のファンの子も、さらさら付き合おうとは思ってなかったらしいよ?
どう見ても、河村君は光里に一直線だったから。
まあ、憧れって感じで見てたんじゃない?」
…ということらしいです。
というか、いっちゃんはそんなに前からあたしを好きな素振りしてたの?
そのこと気付かなかったあたしって…
…やっぱり鈍感?
あたしがタオルで口を隠してため息をつくと、担任のうるさすぎる声が聞こえてきた。
「じゃ、そういうことでいいな?
これから十分後にまた集まるように!!」
その一言で騒がしくなる教室。
…もう話し合い終わったの?
全然話を聞いてなかったあたしは、ただただ呆然とした。
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