幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~



どうして祝福されてるのか、あたしにはどうしても分からなかった。



だけど、玲によると


「河村君のファンの子も、さらさら付き合おうとは思ってなかったらしいよ?

どう見ても、河村君は光里に一直線だったから。


まあ、憧れって感じで見てたんじゃない?」


…ということらしいです。


というか、いっちゃんはそんなに前からあたしを好きな素振りしてたの?


そのこと気付かなかったあたしって…


…やっぱり鈍感?



あたしがタオルで口を隠してため息をつくと、担任のうるさすぎる声が聞こえてきた。



「じゃ、そういうことでいいな?

これから十分後にまた集まるように!!」



その一言で騒がしくなる教室。


…もう話し合い終わったの?



全然話を聞いてなかったあたしは、ただただ呆然とした。




.
< 117 / 284 >

この作品をシェア

pagetop