幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
「楽しみなんだけど!」
「あたし接客好きなんだよね」
みんなから聞こえてくる会話に着いていけないあたしは、隣の席のたっちゃんに聞いてみる。
「文化祭の出し物って何になったの?」
「…光里聞いてなかったのかよ」
「あはは…」
苦笑いのあたしを見たたっちゃんは、次の瞬間に信じられないことを口にした。
「制服喫茶だってよ」
「はっ…!?」
あたしの張り上げた大声に、クラスの人もびっくり。
あたしは急いで口を手で塞いだ。
「どしたの、光里。
そんな大声張り上げて」
あたしの声を聞きつけて、玲といっちゃんもあたしに近づいてきた。
玲の呆れたような声があたしの耳に届く。
「光里が文化祭の話し合い聞いてなくて、俺が教えてあげたらこうなった」
たっちゃんがいっちゃん達に事情を説明する。
いっちゃんはあたしの方を見て、ムカつくくらいに爆笑していた。
「笑わないでいっちゃん!
というか、この案誰が出したのよ!」
「え?あたしだけど」
れ…玲かよ。
.