幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~



「まぁ、制服喫茶で一番困るのは河村だと思うけどな」



「なんで??」



頭にはてなマークをたくさん浮かべるあたしに、たっちゃんは小さく呟いた。



「やっぱ光里って鈍感…」



「なっ…!!」



あたしは思わず立ち上がった。


…あたしが、鈍感!?


どこが?と叫びたかったけど、その声はたっちゃんの声によって掻き消された。



「それは、河村に聞いてみな?」



「えぇっ…!?」



いっちゃんに聞くの…?

なんか聞きづらい。



「さて、続きやるぞ」



突然入ってきた担任の声によって、考えを中断してしまったあたし。


少しだけムカムカしながらも、あたしはまた考えを再開した。




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