幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~



「コップ用意して!」



「ティッシュある?」



教室がざわめき始まる。


あれからたくさん準備して、ついに文化祭当日がやってきてしまいました…。



結局、「制服喫茶」をすることになってしまったあたし達のクラス。

しかも、よりによってあたしは接客。


こんなあたしに接客とか務まるのだろうか。



おまけに服装の派手さ。


ブレザーは着崩して、メイクも派手で、スカートも超がつくほどミニで…。



あたしの服装を見たいっちゃんも、昨日の夜に心配になりすぎて鼻血まで出しちゃった始末。



…今日一日、無事に過ごせたらいいんだけどな。



「準備出来たか、光里」



「いっちゃん!!」



気がつくと、きちんと制服を着こなしたいっちゃんがいた。



…かっこいい。

この言葉しか出て来ないほどのオーラの輝き様。


あたしのほうが心配だよ、いっちゃん。




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