幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
01━LOVE LIFE━
☆光里side
ちょうど夏っぽい季節になってきた六月。
心地よい風が、あたしの頬をかする。
あたしの名前は小原光里。
都立彩音高校に通う二年生。
「起きてよ光里、もうお昼だよ?」
「うん…?あたし…寝てた…??」
呆れながらあたしを起こしてくれたのが、親友の宮本玲。
頼りになって、あたしのお姉さん的存在。
「何寝ぼけてんの、光里。
アンタ一時間目から寝てたじゃん」
ははは。
そうだったっけ??
乾いた笑いがあたしの喉を通り抜けていく。
「あんた、いくら寝ててもテスト毎回一位だもんね!
あたしの頭と交換して欲しいよ、まったく…」
そうです。
これでもあたしは毎回テスト一位…
ま、頑張って勉強してる証拠だよね。
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