幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
09━LOVE HUNTER━
☆光里side
楽しかった冬休みもあっという間に終わり、あたし達高校生は今日から三学期を迎えようとしていた。
あたしはドレッサーの前で髪型を作っている。
…大好きな人の前では、いつも可愛くしたいもん。
そう思いながら髪型を作り終えた時、ちょうどいいタイミングで廊下からいっちゃんがあたしを呼んだ。
「光里、そろそろ行くぞ」
あたしは部屋の時計を見る。
「げっ…もう八時!?」
あたしはドレッサーの前で制服を整えて、大急ぎでいっちゃんの待ってるであろう玄関へ。
「光里、遅い」
「女の子には準備に時間がかかるの!」
あたしが反抗すると、いっちゃんはニヤッと笑うと、あたしの耳元に口を近付けてきた。
あたしの胸は大きな音をたて始める。
「遅れたお仕置きしないとな」
「え…?」
あたしが話そうとすると、それはいっちゃんの唇によって阻止された。
「ボーっとすんなよ。
行くぞ、光里」
「…い、いっちゃん」
あたしは慌てていっちゃんに着いて行った。
…あたしの唇にいっちゃんの感触が残ったまま。
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