幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
…今、なんて言ったの?
あたしの頭の中がどんどん真っ白になっていく。
「もう一人の彼女とは別れた。
子供も一人で産むって言ってる。
だから俺と―――」
「ふざけないでよ…!」
気が付いたら、あたしは周りを気にしないような声の大きさで叫んでいた。
あたしは一息吸うと、思っている事を全て吐き出した。
「…もう一人の彼女とは別れた?
いい加減にしてよ!!
アンタ、男だからそんな事を言えるのかも知れないけど…
一人で子供産む事って、凄く大変な事なんだよ?
最愛のパートナーがいない中で、赤ちゃんを産むとか…心細いに決まってるでしょ!?
なんで、その彼女の気持ちを考えてあげないの?
なんで、いつも自分の意見ばかりを通そうとするの?
…正直言ってあたし、そんな隆に合わせるの疲れたんだよ…」
あたしが承諾するとでも思っていたのか、隆はびっくりしたまま固まっていた。
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