幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
☆達也side
俺は自分を忘れて、宮本を抱きしめた。
初めて感じる愛しい人の体温。
サラサラの髪の毛に、スベスベの肌。
…嘘じゃないよな?
こんなちっぽけな俺の事を覚えてくれていたなんて。
「俺からも、伝えたい事があるんだ…」
俺がそう言うと、宮本が少しだけ反応する。
…怖いんだろうな、きっと。
俺からの返事が。
俺は、お互いの身体が密着した状態で口を開いた。
「…ずっと、初めて会った時から宮本の事が好きだった」
やっと言えた俺の気持ち。
「…離れ離れになってからも、俺は想い続けてたから」
「…本当に?」
信じられないとでも言いたそうな宮本が、涙目で俺に問いかけてくる。
「本当だから、玲…」
「――――っ…!」
俺の言葉を聞くと、玲はより一層泣き出した。
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