幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
10━LOVE TROUBLE━
☆光里side
気持ち良さそうに鳴く小鳥達。
あたしの部屋には、カーテン越しにまばゆい程の光が差し込んでくる。
そんな中、あたしはベッドに寝転んで天井を見つめていた。
今日からあたし達は三年生になる。
バレンタインの日に想いが通じた玲とたっちゃんは、毎日ラブラブ。
三年生はクラス替えがないけど…何故か嫌な予感がする…。
そんな気持ちもあって、あたしは学校に行く気がしなかった。
「でも行かないなんて言ったら、いっちゃん怒るだろうな…」
ベッドサイドに置いてある時計はもう七時半を指していた。
あたしはダルそうに身体を起こすと、学校に行く準備をし始めた。
一通りの準備が終わった所で、あたしは玄関へ。
そこには既に準備を終えたいっちゃんがいた。
「おはよう、光里。
制服姿久しぶりに見るわ」
「そうだね…」
俯きながら答えると、いっちゃんは突然あたしの顔を覗き込んで来た。
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