幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~



人が集まる教会の前には、たくさんの人があたしの登場を待ってくれていた。


…こんなに、あたしといっちゃんの門出を祝福してくれているんだ。



「光里」



「いっちゃん…!!」



大勢の人に見とれていると、あたしの大好きな旦那さんが現れた。


今日のいっちゃんは、いつもに増して格好良く見えた。



「光里、ドジしてこけたりすんなよ?」



「そんな事しないよ!!」



笑いながら軽く言い合いをしていると、教会の係員の人があたし達の元へと来た。



「そろそろブーケ投げの時間です」



「あ…はい!!」



言い合いを聞かれた事を恥ずかしく思いながらも、あたしといっちゃんは係員さんに連れられて、ブーケ会場へと向かった。



舞台に上がると、そこにはあたしの大好きな人達がいた。



「光里!河村!!」


…たっちゃん。


いつも、相談に乗ってくれてありがとう。

これからは、スカイラルの立派な社長になって玲を支えてあげてね。



「河村君かっこいいよ!!

光里凄くかわいいっ!!」


…玲。


あたしのお姉さんみたいで嬉しかった。

これからも、たっちゃんと幸せに暮らして行ってね。




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