幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
「もしも――」
『あっ、光里ちゃん?』
「お母さん?
そんなに急いでどうしたの?』
あたしが困惑した表情でいると、お母さんの忙しそうな声が聞こえてきた。
『今から光里ちゃん、家に帰ってきて!
そういうことだから!!』
「ちょっ…」
―――ガチャッ
プープープー……
あたしの言葉なんか聞かずに、お母さんは電話を切ってしまった。
「やっぱり光里のお母さんおもしろいね。帰れば?」
「うっうん…」
あたしは玲にバイバイを言うと、カバンを持って教室を飛び出した。
よく分からないけど…
胸がドキドキするのは、気のせい…?
.