幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~
あたしはいつもの道をダッシュで駆け抜ける。
ほんと何なの?うちのお母さんは…。
あたしより落ち着きがないってくらい、ドジだし、危なっかしいし。
たぶん、あたしよりも幼く見られてるんじゃないかなって思う。
それもそれでちょっと嫌だけどね…。
そんなことを考えながら走っていると、あっという間に家に到着。
あたしは急いでドアノブを掴んで、ドアを開けた。
―――ガチャッ…
「ただいまっ!!」
…返事なし。
至急帰って来いって言ったヒトが、その態度かよ!!
あたしは溜め息をつきながら、靴を脱ごうと下を見る。
ん………!?
あたしは顔を歪めた。
あたしの視線の先には、靴があった。
ひとつは、お母さんの靴。
そして、……知らない人の靴。
たぶん男物だと思う。
そして、あたしの頭に、ひとつの考えが浮かんだ。
.