幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~



「でも、なんで夏休みにわざわざサッカー部でこんなこと…」



「簡単に言って親睦会だな。

サッカーって要はチームプレイだろ?

みんなの息が揃わないといい試合が出来ない。


だから、今回はみんなとふれあって心を通わせようと思ってな」



へえ…。

たっちゃんも色々考えてるんだね。


スカイラルグループの御曹司と知ってからは、なんだかたっちゃんが大人に見えてきたよ…。



「ところで河村は?」



たっちゃんは周りを見渡しながらあたしに聞いてきた。



「へ?

いっちゃんならさっき、玄関行っとくって言ってたんだけど…」



「でも、ここには来てないぞ?」



あたしも周りを見渡してみると、いっちゃんの姿はどこにもなかった。



「あたし、探してくるよ」


「おう、よろしく。

俺たちは先に行ってるから、見つかったら連れて来て」



あたしはたっちゃん達を見送ると、いっちゃんを探すために別荘に戻っていった。




.
< 50 / 284 >

この作品をシェア

pagetop